サタンと暮らし始める事になった明美は、落ち着かないでいた。サタンは悪魔だけど物凄くカッコイイから、明美にはサタンの顔を真っすぐ見れないのです。するとサタンは明美に言った…

「明美?何故、俺様の顔を見ない」


明美はサタンの質問に困ってしまった…


「え~と…あの~」

明美の心の声【カッコイイから直視出来ない何て言えないよ!困ったなぁ…】


するとサタンは明美を見て…


「そうか、そうか、だろうな」


明美は意味が分からなかった…


「???」


サタンは自分の力を 明美に明かした…


「俺様は人の心が読めるんだ!だから、俺様に嘘を言っても無駄だ」


それを聞いた明美は黙ってしまい、サタンから離れた…


「アハハ…」


突然サタンは大笑いをした。明美は振り返りサタンを見たらニヤニヤしていた。気になった明美は…

「何が可笑しいのよ」

「俺様から離れても意味ないぞ」

「どうしたら聞こえないの?」

「俺様が生きてる限り無理な話だな」

明美は苦笑いをした。するとサタンは少しずつ明美に近付き優しく抱きしめた…

「サタン?何?」

「心の声を聞かれたくないって事は俺様の事は嫌いなのか?」

何だかサタンが傷ついているように見えたので、明美は自分の本当の気持ちを伝えた…

「サタン?私はサタンの事を嫌いではないけど…まだ出会ったばかりだし、好きって気持ちも分からないし、まだ彼を忘れられていないの」

それを聞いたサタンは…

「出会ったばかりって…まだ 思い出せないんだな」

サタンは黙ってしまったので明美は慰めた。でも どうやっていいか分からない明美は言葉で言わないで心の声でサタンに伝えた…