サタンは明美に話かけたが…

「おい、明美?俺様が分かるか?」

明美の様子が…

「どうして好きなのに私じゃ駄目なのよ~もう嫌 何処か遠くに行きたいよ…」

サタンは諦めずに何回も明美を呼んだ…

「明美 明美 明美 俺様の声が聞こえるか?」

やっと明美の心にサタンの声が届いた…

「サタン?」

「ああ、俺様だ」

すると明美は突然 暴れ出した…

「何であの時助けたのよ!あの時サタンに出会わなければ私はこんなに辛い思いなんてしなかったのに!どうして助けたのよ」

サタンは明美に近付き 暴れている明美をそっと抱きしめて言った…

「明美?今は言えないが俺様にとって明美は特別な存在なんだよ」

「嫌!離してよ」

「ダメだ離さない」

「もう苦しいよ」

するとダークは腹が立って 明美を怒った…

「俺が言う事じゃないが、八つ当たりするな!サタン様は掟を破ってまでも明美に会いに来たんだよ!」

サタンは大きな声で…

「黙れ!ダーク!」

「サタン様…」

「今の明美には当たる所がないんだよ!俺様は少しでも明美の力になってやりたい」

ダークは黙ってしまった。明美が本当に苦しのが見ていて分かったので、ダークはサタンと明美の話を聞いていた…

「明美?」

「…」

「もう、無理しなくていい俺様が助けるから」

「もう、構わないでよ!」

サタンは優しく微笑んでいたので明美はサタンに言った…

「何で笑ってるのよ(怒)」

「目の前に明美がいるって思ったら嬉しい」

「はぁ?夢で会ったよ」

「違う!今こうやって明美を抱きしめる事が出来てるのが嬉しいんだ」

明美はどんなにワガママを言ってもサタンは微笑むばかりだった…