「言いたくないけどさぁ~アイツが好きなんだろう?」

「どうしてそれを…」

「付き合ってるかと思うくらいアイツのお気に入りだったからな」

「やっぱりそう見えたのね~」

「ああ、そりゃ~な」

「私も期待してたけど…カレには少しも気持ちがなかったんだよね」

「アイツは金持ちでカッコイイからな」

「…そうだね」

「で?どうするんだよ」

「何を?」

「何を?ってさぁ~俺の告白の事だよ!」

「だから~ゴメンって言ったよね(汗)」

「どう言うゴメンなんだ?」

「今は何も考えたくないから…」

貴志は正直な気持ちを明美に言った…

「俺は何年でも明美を待つから…」

「でも…、それは困るよ」

「俺は明美が好きなんだよ!そう簡単に諦められない」

「あのね~私もまだ彼が好きなのよ」

すると貴志は…

「また俺の片思いが続くのか…」

そう言って貴志は歩いて行ってしまった…、一部始終見ていたダークは明美に聞いた…

「おい、明美?」

「わぁ~!ビックリさせないでよ」

「お前は何で幸せを掴もうとしないんだ?」

「そう簡単に忘れられるんなら苦労なんてしないよ!」

「そうだけどな…このままだと、あの方と会えないぞ」

「あぁ~サタンね」

「サタン様だよ!」

「どうでもいいよ呼び方なんて」

「イヤ大事だ」

「ふぅ~ん」

ダークはくだらない事をずーっと話していた…

「だからな~俺達にとってサタン様はだな…」

「もういい?疲れた」

「はぁ?俺が一生懸命話してるのに…疲れただと(怒)」

「サタンは私がどう呼ぼうが気にしないと思うよ」

ダークは明美の言った事を納得していた…

「確かに…サタン様にとって明美は特別の存在だからな」

明美は何の事だか分からなかったのでダークに聞いた…

「どう言う意味?」