犬神さまのお嫁さま

 先に言っておくけどこれは私の意思じゃない。

 私は担がれてる身だし。つまり希彦に連行された訳で。



 「この俺の手を煩わせたんだから礼の1つぐらいするべきだろう」



 肩から下ろされ荷物役が終わったと思いきや出てきた言葉がそれだった。



 「ちょっと何それ!アンタが私に構わなきゃこんな事にならなかったんでしょ!」

 「事が起きたのは不可抗力だろう?それに責任もって邪魔者は排除したし、今後のお前の安全は確実になったんだ。礼くらいしろ」

 「するか馬鹿ーーー!」