犬神さまのお嫁さま

 火の粉は1つ払えたけど別の火の粉があった事を思い出した。

 ていうか思い出させられた。



 「さぁて邪魔者は消したし思う存分可愛がってやる」

 「ちょっと、それ悪役台詞はない?」

 「悪役だと!この犬神様に向って!」

 「私にとっては超悪人よ!ラスボス級の!!」



 希彦の悪びれもしない言葉に私は怒りにまかせて思いっきり足を踏みつけてやった。


 あの後、痛々しい3年の先輩方の視線に見送られた私達は自分達の教室に向かったのだが…。

 ところがどっこい1階下にある科学教室へと来ていた。