犬神さまのお嫁さま

 「きゃあぁっ!!」



 急に高くなった視界に私は悲鳴を上げる。

 一瞬、自分がどういう体制になったのか分からなかったが目の前にある広い背中で犬神に肩で担がれている事を理解した。

 私が想像するに今の状態って時代劇とかで村娘が山賊にさらわれる様な体勢だと思う。



 「ちょっと人を荷物みたいに扱わないでよ!!」

 「暴れんな落ちるぞ!ていうか下着見るぞ!」

 「ィイヤアァァッ!」



 不安定な体勢でジタバタしていると犬神が注意する。

 流石にこの体勢でパンチラなんて絶対イヤ!