そんな私の固い決意など気付くはずも無い犬神は調子に乗って高らかに言い放った。
「唇でこの味ならまぐわいもさぞ美味だろうな!」
「菜穂ー、『まぐわい』って?」
「美沙都、人に聞くより自分で辞書を引く習慣を身に付けなさい。古典でも出たでしょ、目を見合わせて愛情を通わせるとか、情交・性交って意味で…」
「そ、そんなことするかぁぁあぁぁああっ!!!!」
犬神の聞きなれない単語に嫌な予感はしていたが菜穂の説明でその予感が確証に変わると私は目の間にある自分の机の脚を逆手に取った。
「唇でこの味ならまぐわいもさぞ美味だろうな!」
「菜穂ー、『まぐわい』って?」
「美沙都、人に聞くより自分で辞書を引く習慣を身に付けなさい。古典でも出たでしょ、目を見合わせて愛情を通わせるとか、情交・性交って意味で…」
「そ、そんなことするかぁぁあぁぁああっ!!!!」
犬神の聞きなれない単語に嫌な予感はしていたが菜穂の説明でその予感が確証に変わると私は目の間にある自分の机の脚を逆手に取った。


