犬神さまのお嫁さま

 「ご都合主義の神様っているもんだねぇ」

 「…いるとしたら相当ロクデナシのツラしてると思う」

 「まぁ仮にも神様がいて愛されてるなら良いことなんじゃない?だけどこれ以上問題は起こさないでね」



 机の上にグッタリと伏し潰れる私に菜穂が追い打ちをかけた。

 問題云々は私は関知しません。

 ていうかなんで私に釘を刺すの?


 私は喉まで出かかった言葉を飲み込んで(だって口で菜穂に勝てないから)その代りに盛大に溜息を吐いて項垂れた。