「それなら今すぐ島根県の出雲大社に行ってらっしゃいよ」
「なんでそう遠いところを紹介するのよ」
「もし行ってくれるならこちらも巻き込まれないで済むし」
「はぁ?何に――」
菜穂の真意を聞く前に目の前に黒い物体が現れる。
それが何かと判別する前に視界がフワリと浮いた。
重力無視な浮遊感に思わず手足をばたつかせてパニくる。
「うひゃああああ!!」
「こら騒ぐな」
耳元で程良く低く甘い声が聞こえる。
急に聞こえたその声の主を思い浮かべるよりも先に視点がさっきよりも高い位置で落ち着いた。
状況を判断するよりも先に自分のお尻の下の違和感に気付く。
暖かく程良く硬いものの上に座っているのに気づいて…。
「なんでそう遠いところを紹介するのよ」
「もし行ってくれるならこちらも巻き込まれないで済むし」
「はぁ?何に――」
菜穂の真意を聞く前に目の前に黒い物体が現れる。
それが何かと判別する前に視界がフワリと浮いた。
重力無視な浮遊感に思わず手足をばたつかせてパニくる。
「うひゃああああ!!」
「こら騒ぐな」
耳元で程良く低く甘い声が聞こえる。
急に聞こえたその声の主を思い浮かべるよりも先に視点がさっきよりも高い位置で落ち着いた。
状況を判断するよりも先に自分のお尻の下の違和感に気付く。
暖かく程良く硬いものの上に座っているのに気づいて…。


