『自分で話しかければ良いじゃん?
あの子は1人が好きだし、
多分仲良くしてくれないだろうけどね!!!』

私、酷い性格してるなぁ…。

「は??何それ、
何で奈美が、
逆切れされないといけないのー!!!
アンタに頼むんじゃなかったー!!!」

奈美ちゃんは文じゃなくて口で言った。

あちゃぁ…
怒らせちゃったかなぁ…。

でも涼ちゃんを渡すぐらいだったら…。

だってだって…

やっと何だよ?

親に愛されない私が、誰かの事で笑ったりできるなんて…。
愛し方なんて分かんないよ…。
私は、愛されない子だからね…。