ツリーを見上げ続けるその横顔は人の心を奪うには十分なものだった 横顔からでもわかるほどの整った顔立ち 視線を感じたのか彼がこちらに顔を向けた 交わる視線 吸い込まれるような黒い瞳 目をそらせない 「…何」 「…っ」 なにかいわなければと思えば思うほど言葉が頭から抜けていく 何も言わない私を見て彼は不審そうな顔をした 「おい…?」 「っ名前…」 「はっ?」