Automatic Dream

はー……。

生き返るねまったく。

いやまったく。

ふぃー……。

しかしそろそろ上がるか。
のぼせちまいそうだ。

今にもカポーンとか言う効果音が聞こえてきそうなこの場所で、ゆっくり湯船に浸かり、サッパリだ。

大量の湯気が立ち上ぼるここは、温泉。
大浴場だ。

たまには良いもんだな、こうやってゆっくりするのも。
温泉なんて久し振りだ。

ゆっくりさせて貰うか。

…………。

待て。ちょっと待て俺。どうして気づけなかった。気づくまでにこんなに喋ってしまったわ。

前にもあっただろこれは。良かったよ浴槽で気づけて。部屋まで行ってたらまた驚かされてしまうところだ。

「そうそう、あん時のあんたの驚きようったら面白かったわねー」

俺のリアクションは描写しなくても分かるよな? 割愛させていただく。

ってちょっと待て! ここは男湯デスヨ? そして健全な18歳デスヨ?

「あら見たいの? 良いわよ別に、こっち見ても」

いや止めろ。遠慮しておく。私はそんな挑発には乗らないぞ。止めろ来るな佐藤! 俺の正面に来るなっ!

「って水着かよっ!!」

水着だった。びっくりするほど水着で、かつ驚くほど水着だった。

「エッチ」

ええい、黙れ黙れ。だから、健全な18歳デスヨって。ふん、大体貴様になど興奮せんわ、恐れ入ったか。

「えー。あんたロリコン? それともあんたまさかそっちの人?」

違うわっ! 誰がガチホモだ、誰が。

「じゃあ何でよ。この体に興奮しない男などいないわっ!」

言ってて恥ずかしくないのか?

「お黙りなさいな」

キレんなよ。

「痴話喧嘩もそれくらいにして置きなさいよぉ」

またか……。割愛!!

「割愛しないでよぉ。結構面白いのに」

馨だった。ってか面白いって何だよ。終いにゃ怒っちゃうぞ?

ってちょっと待て! ここは男湯デスヨ? そして健全な18歳デスヨ?

「だから見たいんでしょ」

俺のイメージをスケベに仕立て上げるのは良いが佐藤、そんなんだといつか痛い目見るぞ。ってか見ろ。