「・・・優と林檎様は・・・
主従関係にあります・・・。」


私が泣きながら優を見つめていると
優のお父さんが言った。
とても悲しそうな顔で。


「ホントなの・・・?優?」

嘘だと言って欲しかった。
「冗談だよ、林檎っ!!」って、いつもみたいに
笑っていってほしかった。


でも
「本当です。林檎・・・様。」
って言われちゃった。


これは、信じるしかないね。


「じゃあ、私の本当親の下へ。
連れて行ってください。」


「はい・・・。」



私は覚悟を決めて
進む事にした。