千咲「それより、聞いた?」



俺の右隣で急に問いかけてくる千咲。
ちなみに左隣には秋穂がいる。



誠「いや、聞いてない。」

千咲「ちょっとぉ!?即答は酷いんじゃない!?」

誠「何を言っている?必然な対処だ。」

秋穂「あはは…」



秋穂は苦笑いしている。
千咲はプクゥ…と頬を膨らませている。
いつもこんな毎日だ…。



千咲「もうっ!空気読んでよねっ!?」

誠「無理なご相談だな。」

千咲「うぅ…っ!」

秋穂「ま、まあまあ…それよりも、何がですか?」



秋穂、お前優しいな…?
俺ならずっとシカトしてたかもな…。



千咲「うるうる…(泣)ありがとう、秋穂ちゃん!私の話を聞いてくれるんだねぇ〜?どっかの誰かさんとは大違いの優しさね?」

誠「確かに千咲と秋穂を比べたら、月とスッポン…美女と野獣だよな。」

千咲「あぅぅ〜っ(泣)。」

秋穂「ま、まあまあ…まぁ君も意地悪ばっかりしてないで、千咲さんの話も聞きましょう?」



仕方ない…ここは秋穂の優しさに免じて聞いてやるとしよう…。