風使いアシュレイ

光が一瞬包み込み…
回りは闇へと戻る………

…クロウは一瞬にして反抗する力もなく気を失った…

「ジハード…戻ったのね……」
「アンブレア…か………」
「魔王様がお戻りになる…再び…我々は………」
「興味…など…な…い…」
そういうとジハードは背を向け立ち去ろうと出口の方へ歩き出した…
「ふっ…あなたは人間にも見捨てられたのよ………行くところなど…戻ってきなさい…それに………魔王様は…あなたの以前の裏切りを許されているわ………」
「………借り……は…返した………体は……与えた………」
そういうと…闇へ姿を消した………
「……バカね………」
アンブレアはため息をつくのと同時に…
横たわったクロウを…
植物の力を借りて運びだした…
「ふふっ…魔王様の体に申し分ない…」

そういうと…邪悪な闇へと消えていった…