『お…い…で…』
(!!!?)
不気味な声がきこえた…
クレアは迷ったが…その声が気になり…その声の方へむかった…

「お嬢ちゃん…どこへ??」
クレアは後を振り返ると…片腕がない見知らぬ緑の髪の女が立っていた…
「なっ!!?」
「怖がらなくていいの…あの方の声が聞こえたのね…」
「………!!?」
クレアは恐怖で震えあがった…気がつけば…
クレアは…
知らない場所へ足を運んでいたからだ…

クレアは走り出した…
(何??ここ???城の中のはずなのに…誰もいない……誰か!!!)
だが走っても走っても…扉が見えない…
(早く…こんな部屋から出ないと…)
焦ったクレアは石だたみに足をとられた
「あっ!!!」
ドサッ…
「痛っ!!?」

クレアに冷や汗が流れ落ちる……
(魔法…を使って…)
しかし…クレアは思い留まった…何故か…先程から…この部屋で使ってはいけない気がしたからだ…
「フフフ…逃げたら駄目よ…」
気がつけば後にいたはずの女が目の前にいた…追い詰められたクレアは威嚇した…
「私が誰だかわかってるの!!!あなた手を出したら…」
「安心して…私はあなたの味方よ…」
そういうと…緑の髪の女は手を差し延べた…
「女王になりたいのでしょ??借り物の力…ではなく…本物の力そして銀色の髪が欲しいのでしょ???そうなれば…誰もがあなたにしたがうわ…」
「なっ!!?」
その女の言葉は…クレアの欲しい物…全てだった…