それから…満月の夜には森にある…ただ一つの湖に通い…
ライアに会った…
時間は短く感じた…
「こんな所で悪いな…城に招待したいが……エルフは地の国の条約(地の国にくだり人間と共に暮らす事)を拒み唯一…自分たちの意思を通した者達……それだけに……人間の偏見が…あるからな…」
シーザーは悲しそうな顔をした…
ライアはシーザーの顔をキュっと…つねって言った…
「わたし…ここ…すき……みずうみ…ひかりてる…きれい…」
「あぁ…ここにいれば…嫌なことも忘れられる…な…」
愛し合ってはいても…決して祝福はされず…結ばれる事のない二人がここにいた…