エルフの村から出て…お互い一言も話さず…ただ…ひたすら歩いていた…
…重たい空気…
それを打ち消したく…
「その…「あっあの!!」だなっ!!」
二人の声が重なった…
「ぷっ」
「くすっ」
二人は顔を見合わせて笑った…
「私は気にしてないからな!!」
ライアの顔は晴れた
「あの…友達にならないか??あ…いや…嫌ならいい…」
シーザーは緊張していた…答次第では会えなくなる…会えなくなるのは辛かった…
「…ともだち??」
「今日だけで…は…私は寂しい…と…思ってな…」
「……まんげつ……みずうみにいる…」
ライアはそう言い残すと…走り去っていった……何かから逃げるように…

「シーザー様!!!」
彼女の姿が消えると同時にクロウの声が聞こえた…
「ご無事でしたか??」
「ああ…」