青山は意外に早く打ち解けてくれた。

話し出すと止まらないくらい、いろんな事を話してくれた。

最初は友達のこととか、友達の恋愛話とか

自分の事はなかなか話してくれなかった。

けれど次第に、

好きなテレビの話とか、芸能人のはなしとか

自分の事を少しずつ少しずつ

話してくれるようになった。

青山は時々学校でも

下駄箱や廊下でふと目が合った時

ほんの少し微笑んでくれた。


「ヤバイな俺…」


青山にどんどん夢中になってる自分がいて

俺はにやけながらも

少しだけ恐くなった。