「分かった、本当に信じるって。」

「本当に?」

涙目な青山は、異常なくらい愛おしかった。

俺、おかしいのかな?

「本当だって。で、今日は親戚のおじさんはいないんだ?」

「うん、単身赴任でこっち来てるから。今日は家に帰ってる。」

「ふーん」

俺の予想は的中だったけど、青山から直接聞くと新鮮だった。

「あの」

「え?」

「言わないでくれる?この事誰にも…」

「青山が親戚のおじさんとたまに会ってるって?」

「…」

「分かったって、ごめん。誰にも言わないって。」

「本当にお願いね」