まだ真夜中。


深い海の底で

重い重力に耐えながら

真っ暗な中を泳ぐ

そんな夢を見た。


「やばい、寝過ぎたか!?」

急いで時計を見たが、まだ明け方5時だった。

1時間ほど寝たのだろうか?

むしろ寝たのかどうかすら思い出せない。

俺は急いで準備をした。

東京へ行く。

行って野獣に知らせてやるんだ。

苦しんでるのはお前だけじゃないんだぞってな。

その前に、青山に会いに病院へ向かった。

しかし面会時間が今日は昼かららしく、俺は仕方なく、駅へ向かった。

「時間が無いんだ。」

俺は急いだ。