すると青山が急に立って、砂浜を歩き出した。

俺も後ろについて歩き出した。

「この海は、今日ナオちゃん達が行った海ともつながってるよね?」

「うん。」

「会いたい。」

青山はうつむいたまま言った。

「会いたくて、死んじゃいそう。」

俺は、何て言って良いのかわからなかった。

けれど、そのまま青山を見ていることしか出来なかった。

青山は泣いているようで、

海に消えてしまいそうだった。

その時だった。