そんな事より、俺は青山を海に連れて行きたくて仕方なかった。

「夜行けば誰もいないよ。」

あれ?この言い方じゃ下心あるみたいか?

青山の方を見ると、ポカンとした顔でこっちを見ていた。

ヤバイ…

「あっそういう意味じゃなくてっ」

「行きたい。」

「え?」

「行きたいっ夜の海!」

青山はそういって

満面の笑顔で笑った。


俺にもこんな笑顔見せてくれんだ。

「じゃあ、7時頃にまた」

そう約束をして、俺は部屋に戻った。

顔が自然とニヤける。

嬉しすぎて

嬉しすぎて

死にそうだった。