「ちくしょー暑い」

自転車で猛ダッシュで走っていると、夏をしみじみ感じた。

学校は今日から夏休みに入った。

俺は受験のために予備校に通い始め

夏なんかただ暑いだけで

最悪だった。

青山があのアパートに来る事が無くなってから

すでに1ヶ月くらいたとうとしていた。

塾から帰ってふと窓を見ると、

メモのような手紙が置いてあった。

俺は急いで

無我夢中でメモを読んだ。

“篠崎くん、電話下さい”

ちょーシンプルな手紙。

下には青山の携帯番号とアドレスが書いてあった。

俺は大急ぎで電話した。