「じゃあ、付き合っちゃおうか?」

は?

「誰と?」

「私と。」

一瞬息が止まるかと思った。

今までずっと夢に出てきた言葉。

思わず

はい

と言ってしまいそうになった。

「なんちゃってーーー」

青山は無邪気に笑って見せたので

俺は少しイラッとした。

なんてヤツだ。もし俺の気持ちを知っていたとしたら…

そう思うと少しきつい口調になった。

「おまえ、悪魔みたいなやつだな。」

「ひどい、ちょっと冗談言っただけじゃない。」

…沈黙。