DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


すぐ隣に乙羽を見つけ
ホッする柊音


「乙羽、どうかした?
 大丈夫?」


「ゴ..ゴメンナサイ...
 ちょっと
 ビックリしちゃって...」


乙羽は恥ずかしそうに
頬を赤らめている


「何だよ...
 脅かすなよ...
 
 虫でもいたのかよ
 ...ってオイ!!」


乙羽のすぐ隣で
腹ばいになり頬杖をつき
乙羽を見つめる成瀬


「お前...

 何してんだよ」


「別に、何も...

 ぃやぁ~
 乙羽ちゃんて寝顔も
 かぁ~いいな~って♡」


「ハァ...」


大きなため息をつき
ガックリと肩を落とす柊音


「お前...

 朝っぱらから俺を
 怒らせて楽しいか?」


ワナワナ..と怒りを
増幅させていく柊音


「ぇ?まさか...

 俺はただ...
 乙羽ちゃんの寝顔が
 あまりにも
 可愛いく..て..って

 うぎゃぁぁ~~~!!
 ロープ!ロープ!吐く!吐く!」


柊音にプロレス技をかけられ
悲鳴をあげる成瀬

二人の様子に
「やれやれ」と
いった様子で
起き上がった本宮は


「お前が悪い!」


一言、そう言って
ダウンした成瀬の
足首をつかみ
引きずって行く


「イテテテ...
 乙羽ちゃん、タスケテ~」


「懲りねぇ~ヤツ...」


柊音は半ば呆れ顔で
首を横に振る


「クスクスクス...」


「笑い事じゃない」


柊音が乙羽を戒める


「...(シュン)」


「ちゃんと上で
 鍵閉めて寝なきゃ
 ダメだろ?

 ...てか
 俺が悪いか...

 でも、見ろよ周り
 野獣だらけじゃねぇか」


柊音が言うと
乙羽の悲鳴で起こされ
ボォーと寝ぼけ眼で
座っていた庄野が
小さく吠える


「ガォー... ィテテテ...」


二日酔いの頭を
押さえる庄野


「クスクスクス...」


「ゴメン...

 飲むつもり
 なかったんだけど...」


「ぅんん」