翌朝...
「ぅ..ん...」
床に寝慣れていない桜木が
寝苦しさに目を覚ますと
目の前の乙羽の寝顔に驚く
は?
何で乙羽ちゃんが?
乙羽の向こう側には
柊音の肩先が見えている
思い出した...
ぁの後、成瀬が寝ぼけて
乙羽ちゃんの元へ
移動してきたから
防護壁としてここに
寝たんだっけ...
桜木はすぐ側にある
乙羽の寝顔を見つめる
白々と明け始めた部屋の中には
柔らかな朝の日差しが差し込み
乙羽の薄茶色の髪を輝かせている
乙羽はスースーと
小さな寝息を立てている
そっと...
乙羽の頬にかかる
薄茶色の髪の毛を
取り除く
キレイな肌...
してんな...
淡いピンク色の唇に思わず
引き込まれそうなのを
ギリギリの理性が引き止める
クソ...
成瀬のヤツ...
恨めしそうに成瀬を見ると
成瀬の姿は思いっきり
遠くにある
「.....
あいつ、夢遊病か?」
自分があまりにも
いたたまれなくなり桜木は
起き上がり外へ出る

