DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


夜も更け始め・・・

一人...
また一人...と
酔い潰れた人達が
ログハウスの中に担ぎ込まれる


「とぉわちゃん♪」


ベロベロに酔っ払った成瀬が
上機嫌で乙羽の元へ来る


「二階は新婚さん達に
 譲るから
 
 ど~ぞ
 初夜を楽しんでね!」


「//」


「大丈ぉ~~~夫!!!

 絶っっっ対に!!
 覗いたりしないから~~~」

 
 その「絶っっっ対!」が
 もぅすでに怪しいんですケド//


すると
背後からいきなり

ゴン!!

本宮が思いきり
成瀬の後頭部を殴る


「痛ってぇ~!」


頭を抱え
うずくまる成瀬


「ダ、大丈夫?
 今、スゴイ音が...」


「平気、平気
 コイツの石頭ハンパねぇから」


本宮は自分の手の方が
痛いと言わんばかりに
手を振り下ろしている


「クス...」


「誰が石あた...フガ!」


痛みから立ち上がる
成瀬の口を塞ぐ本宮


「お前、乙羽ちゃんに
 絡むんじゃねぇ~よ!」


そう言い本宮は
フガフガ言ってる成瀬を引きずり
部屋の奥へ連れて行く


「クス...」




部屋の中は
酔い潰れた人達が
重なるように眠っている

さっきまで外にいた
柊音と桜木の姿も見えない


 どこ...
 行っちゃったんだろう?


柊音の姿を捜しながら
外に出ると乙羽は
ゴミ袋を手に片付けを始める

すると不意に
誰かに腕を掴まれる


「...ビッックリした」


乙羽の腕を
捕まえたのは桜木


「明日やるから
 そのままにしてて...」


「...でも」


「それより柊音
 潰れちゃったから

 お水、持っててあげて」


「ぇ?」


乙羽の手から
ゴミ袋を取り、代わりに
ミネラルウォーターを握らせると
桜木は乙羽をログハウスの中へ
引っ張って行く


「ぇ、でも
 さっきまで全然...」


「ゴメン...

 何かムカついたから
 オレが潰した...」


「クス...」


桜木が乙羽を
柊音の元へ連れて行く

近くには本宮やW高橋も
寝転がっていてまさに
雑魚寝状態...


「...シオン

 お水、飲む?」


乙羽が優しく柊音を揺する


「ぅ...ん...」


柊音はうなるだけで
目を開けない


「...しょうがねぇな

 近くに置いとけば
 後で自分で飲むんじゃね?」


「...そだね


 シオン、お水
 ここに置いとくね」


「...ぅん...」


「はぁ...
 俺ももぅ限界...

 乙羽ちゃんも少し
 寝た方がいいよ

 柊音の側、空けてやるから」


そう言い桜木は
柊音の側に眠る輩を
まるでブルトーザーのように
一気に向こうへと押し寄せ
乙羽の入る空間を作る


「ホラ、ここ」


「何か..悪いよ...」


「大丈夫、コイツら今
 最大級の地震がきたって
 絶対、起きねぇから」


 それはそれで
 問題じゃ...?