DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


「乙羽ちゃん...」


「?」


「DOLLになったコト
 後悔してる...?」


乙羽は少し考えた後


「...ぅん」


そう言って
下をうつむく


「柊音は心配するなって
 言ってくれたけど...

 柊音のご両親やご家族に
 説明できないし...」


「でも...
 
 DOLLにならなきゃ
 きっと...
 
 出会えてなかった...

 二人にとっては
 通らなきゃならない道
 だったと思えば...」


「ぁりがとう 桜木クン」


「乙羽ちゃん...
 

 幸せんなってね//
 
 じゃなきゃオレ...
 
 俺も幸せに
 なれないから...
 
 乙羽ちゃんが
 幸せじゃなかったら
 俺にもまだチャンスが
 あるんじゃないかって

 思って..しまうから...//」


 サクラギ..くん...//



「心配すんな!!

 ちゃんと
 幸せにするから...」


背後からの突然の声に
驚いた二人が振り返ると
そこには柊音が立っている


桜木はバツが悪そうに
肩をすくめる


 ヤーベ...


「乙羽、寒くない?
 上着とってこようか?」


柊音がやさしく
乙羽の肩に手をかける


「ぃ、ぃぃ...
 自分で..取ってくる...」


柊音と桜木の間が苦しくて
乙羽はその場を抜け出す