DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


「何か楽しそう...
 ゲッッ!!

 誰だよ、翔耶に
 買い出し行かせたヤツ~」


柊音の言葉に本宮は


「なぁ、柊音...
 確か...
 俺の記憶だと翔耶って
 有名大学を
 卒業してなかったっけ?」


「ぁぁ」


「じゃ、ナルみたく
 頭が悪いってワケじゃ
 ないんだよな...」


「ぁぁ」


キッチンに溢れ返る食材を
見渡す本宮
 

「実は...

 モト達にはまだ
 言ってなかったけど...
 翔耶のヤツ...
 「量がわからん病」っていう
 重い難病で...」


柊音が悲しみで口元を覆うと
本宮も同じように
泣き出しそうな表情で
口元を覆う

それを見た桜木は


「何だ、お前らのその猿芝居
 もっとマシなネーミング
 できねぇのかよ...
 幼稚園児じゃあるまいし...」


桜木が
呆れた表情を見せると本宮は


「不治の..病だな...」


そう言って沈痛な表情で
肩を落とす


「ブッッ
 不治かよ!!」


本宮の言葉に
桜木が思わず吹き出す


「ぁぁ、現代(イマ)の
 医学じゃ...
 どうするコトも...」


遠くを見つめる柊音と本宮


「オーイ...」


いつの間にか
始まったプチドラマ...