DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


気を取り直し柊音が
指輪を乙羽の指に
はめようとすると桜木が
マジマジと顔を寄せ


「ぁのぉ...
 それはいかほど?」


「は?」


今、まさに!
乙羽の薬指に指輪を
はめようというタイミングで
指輪の値段を
問いかける桜木神父


「値段ですよ!値段!!
 How much?

 いやね、よく言うじゃ
 ありませんか?
 
 こういう指輪は
 最低でも給料3ケ月分って

 仮にも、俺ら一応
 芸能人じゃないっすかぁ

 しかも今や
 売れに売れている
 国民的アイドルグループだとか...」


「自分で言うか?」


「自分で言いますよぉ
 
 じゃなきゃ他に
 誰が言うっていうんですか」


「んじゃ
 自称じゃねぇか...」


「ジショオ?」


突然、胡散臭い
外人神父になり
とぼける桜木


「ぅっせ~な!
 別に値段は関係ねぇだろ」


「ぉ~お~まいが~!!
 みなさん!聞きましたか?
 
 アナタは、一体
 何をイッテルンデスカ~

 指輪に込められた
 『愛』なんかいりまセーン
 
 値段が全てなんデスヨ~~~

 OH!NO~!
 ワタクシ、早くも乙羽チャンが
 哀れに思えてきました...
 
 私なら最低でも
 給料1年分くらいの指輪を
 贈りますのに・・・

 ドウデスカ?
 今からでも遅くないデスヨ!
 新郎、CHANGEしますか?」


「...クスクス」


肩を震わせ笑う乙羽に
桜木がしつこく迫る


「You are Change?」


「...クククッ」


 もぅダメ...
 本当、お腹イタイ...


お腹を抱え笑う乙羽


「するかよ!!

 乙羽も笑ってないで
 ちゃんと否定しろよ!!」


もう、後ろの
メンバーにいたっては
桜木の絶妙な神父キャラが
見事、ツボにはまったらしく
笑い転げている

普段、ポーカーフェイスを
決めてる飯岡ですら
表情を崩している


「翔耶...
 
 お前の結婚式も
 今から楽しみだな

 そん時は絶対ッ!!
 俺が神父やるからな」


柊音がいたずらな瞳で
桜木に矢を放つ

 
「し、神父は結婚
 しませんから(滝汗)」