DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


そんな中で桜木は
必死に平静を保ちながら
神父を演じ続ける


「ウォホンッ!!

 新郎、相沢柊音

 あなたはその
 健やかなる時も
 
 病める時も 喜びの時も
 
 悲しみの時も 富める時も
 
 貧しい時も これを愛し
 
 これを敬い これを慰め
 
 これを助け その命ある限り
 
 真心を尽くす事を誓いますか?」


「ハイ、誓います」


「だってさ!
 
 じゃ、乙羽ちゃんも
 そういうコトで...

 誓いのKISSを~」


「待て、待て、待て」


進行を妨げる柊音にすかさず


「何すか~?」


と面倒くさそうに返す桜木


「オマエ、どう考えても
 おかしいだろ?」


「何が?」


「何が?
 じゃねぇーよ!!

 誓いだよ、誓い!!
 
 一番大事なトコなんだから
 そこ、はしょんなよ!!」


「はぁ...」


大きなため息を吐き
面倒くさそうな顔をする
桜木神父


「か~お!!」


「ハイ、ハイ、ハイ
 分かりましたよ

 じゃぁ~
 新婦 乙羽..からね♪

 
 あなたはその
 健やかなる時も
 病める時も 喜びの時も
 悲しみの時も 富める時も
 貧しい時も...
 
 ん?
 貧しい時?
 貧しい時って...
 
 ダメじゃん!
 
 んじゃ~、そん時は
 さっさと柊音を
 見捨てるって事で

 俺んトコにおいで♪

 どう?誓う♪」


ノリノリの桜木


「誓わねぇーし
 行かなねぇーよ(- -メ)

 オマエ、本当
 バカじゃねぇーの?」


「ククク...」


「乙羽も笑いすぎ」


「//」


柊音やメンバー達に
激しくツッコまれながら
桜木は無理やり
式を進行させる

部屋の中には絶えず
みんなの笑い声が響き渡る