DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


飯岡はさっきと違う
コテージの前に車を止める

飯岡はすぐに車を降りる


 柊音・・・
 ここにいるの?


事態を飲み込めない乙羽は
不安で仕方がない・・・


「降りろ・・・」


飯岡が助手席のドアを開ける

外はすっかり暗くなり
足元がよく見えない


「こっちだ...」


不安定な足元を
気づかってくれたのか
飯岡が乙羽の腕を引く

駐車場を抜けると
建物の入り口へつながる
4~5段程の短い階段が
目の前に現れる

その階段を上がると
飯岡が入り口のドアの前で


「俺が、柊音の所まで
 エスコートしてやる・・・///」


飯岡が前を見据えたまま言う

オレンジ色の玄関灯が影を作り
飯岡の表情はよく見えないが

飯岡がガラにもない言葉で
照れているのがわかった

飯岡は自分の左腕を
腰にあて、その左腕に
乙羽の右腕を絡ませる


 ・・・ぇ?


飯岡と腕を組む
形になった乙羽は
驚きと戸惑いの
表情を見せる