DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


「きっと...
 柊音も来るよね...」


暖炉の置かれた
広い空間の部屋で
暮れゆくオレンジの空を
見つめてた乙羽の元へ
今度は飯岡がやってきた

飯岡は乙羽を見つけるなり


「行くぞ!」


そう言い乙羽の腕を引く


「ぇ、どこに?」


「...柊音の所だ」


「...シオン?」


乙羽は飯岡に
腕を引かれるまま
車に乗せられそのまま
みんなのいるコテージを出る


「ぁの..飯岡さん...
 シオンはどこに...?」


「...」


聞いても飯岡は
何も言わずにただ黙って
タバコをふかしながら
暗くなり始めた山道を
車で走る


 ヘンなの...

 ぁたしこのまま山奥に
 置き去りにされたり
 しないよね...


もうすっかり日の落ちた山道を
不安げに見つめる乙羽


30分程
走っただろうか
突然、飯岡の携帯が鳴る

飯岡は電話に出ると
「分かった」と一言だけ言い
携帯を切った