奈々が化粧を終えると
今度は加奈が乙羽の髪に巻いた
カーラーを外し、いろいろな
道具を使いながら
ユルユル フワフワの髪を作り出していく
それを右側一箇所に束ねると
所々に、お花やパールを
散りばめていく
「ハイ、OK!!」
「ス..スゴ..イ...」
鏡の中の乙羽は
まるで魔法をかけられた
シンデレラ・・・
「乙羽さんって元々
整っているから
ぁたし達の実力を
見せられなくて残念」
「そ、そんなことないです
スゴイ...
ぁたしじゃないみたい」
鏡に映る自分が
まるで別人のようで
乙羽は身を乗り出して
何度も鏡を見つめる
「クスッ ぁ、ちょっと待ってね」
奈々が慌しく部屋を
飛び出して行く
「?」

