年が明けて...
柊音は乙羽を連れて
ある人物の元へ向かう
「社長...」
「ぉぉ、柊音 何かね?
わざわざ一人で
家まで訪ねてくるとは
余程のことか...?」
「ハイ..社長...
改めまして...
明けまして
おめでというございます
今日は社長に
会わせたい人がいて参りました」
「ほぉ」
「中に通しても
構いませんか?」
「ぁぁ。別に構わんよ」
柊音は部屋の外にいる
乙羽を呼び寄せる
「相沢乙羽さんです
社長もご存知かと思いますが
DOLL登録してました
「ほぉ、君か...」
「//」
乙羽は頭を下げる
「飯岡から報告は受けと取るから
遅かれ早かれこうなることは
想像できたんだが
まさかこんなにも
早いとはな...」
60代くらいだろうか...?
品のいいスーツを着た
恰幅のいい白髪混じりの男性を
柊音は社長と呼んだ
「結婚か...」
社長は特に驚いた様子も見せず
タバコに火をつける
「お願いします...
今度のイベントが成功したら
彼女との結婚を考えたいです」
柊音が頭を下げる
その後方で一緒に頭を下げる乙羽
「君が、乙羽さんか...
飯岡から話は聞いてる...
なるほど...
いいお嬢さんだ
そうだな...
いろいろ厳しくなりそうだが
今度のイベントの成功次第では
真剣に考えるとしよう...」
「ありがとうございます」
社長から何とか
前向きな返事を
もらえた柊音は
深々と頭を下げる
柊音達は大きな
イベントに向けて
益々忙しくなった
そして...
次の年の冬が近づく頃
事務所をあげての
一世一代の大イベントは
大・大・大成功を納めた

