DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


乙羽は嬉しそうに何度も
指輪を見つめている


「クスッ 乙羽?」


「ん?」


「今度のイベントを
 成功させたら...


  結婚しよう... 」


「ぇ...」


「「ぇ...」って...

 「ハイ」の間違いでしょ?」


「...でも //」


「でも?」


乙羽も同じ気持ちで
いてくれてると
思っていた柊音は
自分と違う
温度差の乙羽に
怪訝な表情を見せる

一世一代のプロポーズに
泣いて喜ぶとばかり
思っていた柊音は
妙な肩透かしをくらい
ガックリと肩を落とす


「...ゴ、ゴメンナサイ //」


戸惑う乙羽に


「まぁ...
 乙羽の気持ちも
 分かる..けど...」


 シオン...


「どうせまた、いろいろ
 考えてんだろう?

 でも、俺はもぅ...
 このままじゃ満足
 できなくなってきた...」


「?」


「俺...
 
 格好悪いくらい
 乙羽に惚れてる..//

 結婚なんて...
 たかが紙切れ一枚の
 ウザッたいモノだけど

 俺の姓を名乗る乙羽に
 安心する..てか...

 何言ってんだ?オレ
 子供(ガキ)みたいだな」


乙羽が静かに
柊音の胸に顔をうずめる


 ぁりがとう..柊音...