柊音達グループは
歌やドラマにバラエティー
映画・CMと活躍の場が
どんどん増え
前にも増して忙しくなった
柊音から乙羽のことを
聞いたメンバーはそれぞれに
祝福の声を上げる
「ォォー!!
ヨカッタじゃん!!
俺、こん中で一番に
結婚するのは絶対!!
柊音だと思ってた♪」
成瀬が言うと
「おめで~~~♪」
側にあったお茶で
それぞれ乾杯を交わす
メンバーたち
そして...
3日程過ぎたある日のこと
慌しく帰ってきた柊音は
「乙羽、早く準備して!」
「ぇ? な、何を?」
柊音に手を引かれるまま
部屋に連れて行かれる乙羽
「俺、ずっと前から飯岡に
休みを申請してたんだけど
ずっと「無理だ」って
言われてて...
でもさっき
飯岡から電話あって...
明日一日くらいなら
何とかなるって...
だから行こっ!
乙羽の両親の所」
「ぇ、今から?」
「大丈夫、急げばまだ
最終便に間に合う...」
柊音に急かされて
大急ぎで最低限の
荷物だけを詰め込み
空港へ向かう
何とかギリギリで
最終便へ滑り込むと
飛行機はすぐに
離陸を始めた
まだ上昇気流にも
乗らない内に
眠ってしまう柊音...
「疲れてるのに...」
乙羽はそっと
柊音の手を握る
懐かしい街の灯が
眼下に揺らめく...
機内アナウンス声に
目を覚ます柊音
「ぅ..ん...着いた?」
「ぅん」
飛行機を降りた二人は
そのまま近くのホテルに
チェックインを済ませる
「シーズンオフでヨカッタね!」
「ぁぁ」

