「俺は...
乙羽のいない日常は
考えられないから...
もぅ...
決めてる...
乙羽の全てを
受け入れたい...
乙羽が背負う
全てのものを
俺にも...
背負わせてほしい...」
柊音の言葉に
思わず涙が溢れ出す乙羽
「でも...
そうすると、もちろん
俺の全ても乙羽に...
背負う覚悟を
してもらわなきゃ
いけないんだ...
それは...
DOLLなんかじゃなく
一人の女の子として
俺の側にいて欲しいから」
シ..オン...
「あたしだって
そうできる事なら
どんなにいいか...
でも...」
喉元まで出かかった言葉を
飲み込む乙羽
側にいたい...
柊音の側に...
でも...
この壁は越えられない
超えちゃいけない
気がする...
あたしたち...
もっと別の形で
出逢っていたら...
他の道があったのカナ...
「乙羽 聞いてる?」
乙羽の顔を
覗き込む柊音に
顔を背けるしかない乙羽
「乙羽の気持ち...
ちゃんと
知りたいんだ...」
真剣な眼差しを向ける柊音
「...」
ダメ...
ヤメテ...
これ以上、あたしを
苦しめないで...
だって、あなたは...
あたしが...
独り占めしていい
人なんかじゃない...
これ以上、誰も...
困らせたくない...
「あたしは...
DOLLで...
今さら人間には...」
流すつもりのない涙が
勝手に頬を流れ落ちていく

