目を覚ますと
飯岡の顔が
飛び込んできた
「大丈夫か!!」
「イイ..オカ..さん...
ぅぅぅ...」
目を覚まし
泣き出す乙羽
「どうした...
どこか...
痛いのか?」
乙羽が首を横に振ると
「..ッ!!」
激しい頭痛が乙羽を襲う
「過呼吸だそうだ...
あまり動くな...」
過呼吸...
「以前からよくあったのか?」
首を横に振る乙羽
「..ッ!!」
「だから、動かすな!」
そう言い飯岡は
乙羽の頭を押さえつける
「原因は..コレか...?」
飯岡は兄のメモを差し出す
サイドテーブルには
さっきまで乙羽が
手にしてた書類が乱雑に
乗せられている
それらを
直視することができず
目をそらす乙羽...
兄の「最後の言葉」は
乙羽にとって衝撃だった
それでも...
兄の「死の真相」を
知るコトができてヨカッタと
いう思いと
兄の「遺書」ともいえる
そのメモを見たくなかったと
いう複雑な思いが
互いに複雑に絡まりあう

