DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


泣きじゃくる子供を
なだめるように
優しく抱きしめ
背中をさする乙羽

そして改めて
自分がしたことの
愚かさを痛感する


「...ゴメ..ン...

 俺..何も...
 出来なくて...
 
 助けて...
 あげらんなくて...

 本当..ゴメン...」


桜木の涙が
乙羽の肩を濡らす


 ...桜木クン


 みんな...
 
 こんな愚かな
 あたしの為に
 泣いてくれる...

 悪いのは
 あたしなのに...


「悪いのは...
 あたし...

 DOLLなのに...」


「森ちゃんは
 DOLLなんかじゃないよ」


「契約して..お金を...
 もらっている以上...」


「好きでもないヤツに
 抱かれるの?」


心臓をえぐられたような
痛みが胸を貫く


「もぅ...
 
 他の誰かに
 抱かれるなんて
 無理なんでしょう?」


「...」


図星だった...