「...
森ちゃんが
A型でヨカッタ...」
「?」
「俺たち...
成瀬を除いて
全員A型なんだ」
「そぅなの?」
「ぅん
成瀬なんか
自分だけ、のけ者に
されたもんだから
AB型のAだけを
抜いてくれ!!って
看護師に食いついてさ...」
「クス...」
「あんまりうるさいから
看護師が「分かりました」って
成瀬にも針刺したの
俺ら全員
「ぇ?」って思ったけど
看護師が
「AB型も足りないので
ありがたくいただきます」
だってさ..ククク....
そしたら
隣のベッドのカーテンが開いて
飯岡が腕を
押さえながら出てきたの
「飯岡ですらAなのに...」
って成瀬が言ったら飯岡が
「コイツなら1ℓくらい採っても
平気ですから..」って...」
「クスクスクス...」
「飯岡も同じ
A型だったとはね...
でも...
正直、驚いた...
あの 我、関せずの飯岡が
誰かの為に自分の
腕をまくるなんて...」
「飯岡さんの..血が...」
包帯の巻かれた
左腕を見つめる乙羽
「気難しくなったら
どうしよう...」
乙羽が眉間にシワを寄せる
「ァハハハ!
言うねぇ~!
でも、俺と柊音の他に
以外にも必死だったのは
飯岡だったよ...」
「...ぅん。
知ってる」
「終いには
「妻もA型だ!」とか
言い出しちゃってたし」
「クスクスクス...」
感謝してる...
飯岡さんにはいつも...
感謝でいっぱい...

