DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


「...//
 柊音は?」


「...ぅん、来たよ
 
 ぁ...
 あたしったら
 電気もつけないで...

 ゴメンネ、今つけ...」


電気を付けようと
スイッチに手を伸ばす乙羽


「イイ..//
 このままで...

 月明かりで十分明るいし」


「?」


「たぶん..俺...

 今、すんげー顔
 してると思うから..//」


 サクラギクン...


「...// 柊音ね...
 
 昼間、来て
 コレ、置いて行ったの」


恥ずかしそうにしている
桜木を気遣い、話を戻す乙羽

サイドボードの上に手を伸ばし
携帯電話を手に取る


「俺が見る
 森ちゃんって...

 いつも愛しそうに
 携帯を見つめてる...」


「そぅ..かな...//」


頬を赤く染める乙羽を
桜木はそっと
自分の胸元に抱き寄せる


「本当..ヨカッタ...」


桜木の胸が震えてる


「助からないかも...
 って聞かされた時...
 
 俺、頭ん中、真っ白で...

 気が付いたら
 病院に来てた
 

 パニックになるから
 お前らは帰れ!!って
 飯岡に言われたけど
 
 その場から
 動けなくて...

 そしたら
 みんな...
 
 俺と同じ理由で
 そこにいた...

 柊音なんか...
 顔面蒼白で...
 ずっと...
 自分を責めてて...

 マネージャーに中の様子を
 見に行かせたら
 
 出血が酷く
 助からないかも
 知れないって...

 身体から一気に
 血が抜けたと思うほど
 全身が冷たくなっていった

 マネージャーから
 A型の血が必要だと聞いて
 すぐに庄野が
 看護師1人拉致って
 車ん中で血採ってもらった」


「拉致ってって...(汗)」


桜木の腕に
力がこもる


「...森ちゃん

 もぅ、二度と...
 あんなこと...」


「...ゥン//

 もぅ二度と...
 しな..い...」


桜木の震える胸に抱かれて
乙羽は何度も謝る