「あたしね...
飯岡さんの配慮で
3日間
お休みを
もらったの...」
「...」
「ココに来て初めて
街に出た...
そして...
気が付いたの
街は...
何処もかしこも
柊音たち一色で...
ポスターや広告塔
店先のBGM...
どこにいても
目に..耳に...
柊音たちが溢れた
ミュージックショップの店先で
柊音たちのコンサートDVDを
見た瞬間...
何だか涙が
止まらなくなった...」
「...」
「会場を埋め尽くす
たくさんの小さな光の下には
柊音たちのことを想う
たくさんの人がいて...
それに少しでも応えようと
必死で手を振り続ける
6人の姿があまりにも
眩しくて...
本当に...
スゴイ所に立ってる
人たちだったんだなぁ
...って」
「...」
「ぁたしね...
TVとかそういうの
あまり見なかったから
そういうのに疎くて...
知らなかったの...
自分が...
そんなスゴイ人と
同じ部屋に暮らして
同じ物食べてたなんて...
そしたら何だか...
すごく...
申し訳なくなちゃって
しばらくその場から
動けなくなった...」
「...俺には
新鮮だった...」
「ぇ?」
「俺のコト...
知らないんだ..って...
天狗になってた鼻を
へし折られた気分だった」
「//
ゴ、ゴメンナサイ...」
「ぃや...
むしろ、感謝してる
日本中、誰もが
俺らん事、知ってると
思ってたから...
何だ、俺らも
まだまだじゃん...
もっと頑張ろうって
でも、その瞬間
ポッと
肩の力が抜けたんだ
そして...
乙羽と過ごした時間の後は
何倍もの力がみなぎって
頑張ろうって...
.....トワ」
「ん?」
「もう一度...
俺んトコに
戻って欲しい...」
「...ぅん
........でも」
「でも?」
「ぁたし...
桜木さんから
指名を受けたの...」
「翔耶から?」
柊音は一瞬
驚きを隠せない様子だったが
すぐに携帯を取り桜木に
電話をかけようとする
「待って..柊音...」
「?」
「みんな...
心配してる...から...
ぁの...」
「ぁぁ...
わかってる...」
柊音は深く
深呼吸をした後
飯岡に電話をかける

