「...ぁのね//」
「ぅん」
止めなきゃ...
あたしの事情に柊音を
巻き込めない...
「ぁたし...」
グッと拳を握りしめ
言葉を発しようとした瞬間
「平気だから?」
「...ぇ」
言葉の先を読まれて
思わず詰まる乙羽
「トワ...」
柊音が乙羽の顔を覗き込む
「//」
「俺んトコに初めて
来た日のコト覚えてる?」
初めて..柊音の所に...?
「乙羽...
すごく怯えてて...
触れると消えて...
なくなってしまいそうだった」
「...」
「何があったかなんて
聞けなかったし...
聞きたくもなかった」
そう...
あの日、あたしは
想像もできなかった現実に
打ちのめされて...
身も心もボロボロで...
でも...
全部...
自分で決めたこと...
あたしは...
自分で決めて...
ココへ来た...
「俺は..もぅ...
乙羽にはあんな思い...
してほしくない...」
震える柊音の肩
あたしの心臓が...
大きく震えた
「....んで...」
「?」
「......何で...
DOLLなんて...
乙羽なら...
他にいくらでも選択肢
あっただろ...
何で...
DOLLなんて...」
なかったよ...
他に選択肢なんて...
声にならない...
「好きでもない男に
いいようにされて...」
ダンッ!!
「何...
考えてんだよ...」
震える腕で乙羽を壁際に
押し付ける柊音
乙羽は顔を背ける
「乙羽は...
それでいいの...
本当にそれで...
後悔しないの...」
後悔なら...
ずっとしてる...
「俺は...してる...」
...ぇ
「西山よりも早く
そして...
飯岡なんかが乙羽に
目をつけるよりも早く
乙羽に...
出会いたかった...
そしたら...」
シオ...ン...
「これは単に俺の
我がままなんだ...
これ以上、乙羽に
DOLLを...
続けてほしくない...
だから....」
そう言うと柊音は
飯岡に電話をかけ呼び出す

