DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


「みんな...
 
 西山さんが契約してると
 思ってるらしいよ...」


 西山... 


その名前を聞くだけで
全身がさわさわと震える


「翔耶..俺...

 乙羽にDOLLを
 辞めさせる...」


 ぇ...


柊音の言葉に驚く乙羽


「辞めさせるって...」


桜木も乙羽と同じように
驚いた表情で柊音を見る


「無理..だよ...」


そう言い
うつむく乙羽


「何で?」


柊音が冷静に尋ねる


「...

 契約金も全部
 使っちゃったし...」


「全部...

 何に使ったか聞いても?」


「...」


ただ下を
うつむくしかない乙羽


ふと、思い出す
乙羽の言葉...


 桜木クン、聞いたら
 引いちゃうかも...


「ぃ、いろいろ
 ぁんだろ...

 話したくないこともあるよ...
 
 森ちゃん、無理に
 話さなくてもいいよ...」


桜木が乙羽を気遣う


だが、柊音は
乙羽の全てを
受け入れる覚悟で
静かに乙羽を見つめる