夜も更け始め...
乙羽が焼肉の
後片付けを始めると
桜木と柊音も一緒に
片付けを手伝う
すると
ほとんど
へべれけの状態で
眠っていたハズの成瀬が
不意に起き出し
共に片付けを始める
「ナル、いいから
お前、座ってろよ」
柊音が成瀬をソファに座らせる
成瀬は目の前の皿を
ガチャガチャと重ね始める
「翔耶!!
皿の一枚や二枚
覚悟しとけ!!」
「マジかよ!!
ただでさえ
数少ないのに...
オイ、ナル!
お前、やんなくていいから」
桜木が成瀬の手から食器を奪う
「大丈~夫!!
自分で食べたモンくらい
自分で片..付ける...」
「ぉぉ、ぉぉ、ぉぉ!
たいした母~ちゃんだな!
立派に躾けられてんじゃん
ついでに酔ってる時は
人ん家の食器はさわるなとか
言ってなかったか?」
「...?」
「よく思い出してみ!
母ちゃん、言ってただろ?」
「ぅ~ん」
成瀬が考えてる間に
どんどん食器を下げていく
柊音と乙羽
「だから、座ってろ」
すると成瀬は
テーブルの上に置かれた
ワイングラスに手を伸ばす
「だぁぁーーー!
まだ、飲む気かよ~」
桜木が止めている隙に
水が入ったグラスと交換する柊音
「?」
成瀬は水が入ったグラスを
マジマジと見つめ
「ぁれぇー?
白もあったんだ...」
そう言い成瀬は
グラスの水を
ゴクゴクと飲み干す
「スゲェー、飲みやすい♪」
「だな...
水だかんな...」
もはや水とお酒の判別も
できないほど酔う成瀬に
呆れるしかない柊音と桜木

