DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


「どうでもいいけどさ...」


突然、成瀬が
真剣な眼差しを向ける


「どうでも
 いいのかよ!!」


上げたり下げたり
もはやこの場の空気は
成瀬の手中にある


「DOLLって部屋から
 連れ出したりしても
 いいんだっけ...?」


素朴な疑問をぶつける成瀬


柊音は面倒くさそうに
自分の家に泥棒が入ったコトや
桜木の元に乙羽を
置いた経緯を成瀬に説明する


「フーン...
 じゃ、乙羽ちゃんの
 頭の怪我ってそん時の?」


「...ぅん//」


「そっか...
 オレはてっきり
 柊音にやられたのかと...」


「何でだよ!!
 んなワケねーだろ!

 ...てか、森ちゃんな!」

 
柊音と桜木が素早く
成瀬の「乙羽ちゃん」に
反応を示す


「ん?何が...?
 
 ぁぁ~「森園」だから
 森ちゃん...?

 ぇ?でも「乙羽ちゃん」でも
 正解でしょう?」


まるで子供のように
純粋で素朴な答えに
返す言葉もない
柊音と桜木...


「でもさ...
 翔耶が間に合って
 ホント、ヨカッタね~!」


何事もなかったかのように
話を戻す成瀬


「ぁぁ、でも...
 オレがもっと早く
 行ってれば
 こんな大怪我させずに
 すんだのに...」


「何、言ってんだよ...
 これだけで済んだなんて
 ホント、不幸中の幸いだよ...」


焼けたお肉をつっつきながら
まるで他人事の成瀬


「「お前が言うな!!」」


またも二人同時に
ツッコまれ成瀬は


「さっきからさ~ぁ

 二人とも
 気持ち悪いくらい
 息ピッタリなんだけど...
 
 二人って、そんなに
 気が合ったっけ...?」


「お前に関しては
 俺らメンバー全員
 息ピッタリなんだよ!」


「ぇえ~!!

 それって
 どういう意味~?」


柊音と桜木と成瀬

3人の絶妙なバランスに
乙羽はずっと
お腹を抱え笑っている