DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


「は...?
 
 チョ、チョ、チョ、待て!!
 
 一体、どんだけあんだよ!
 キャベツ!!!」


「俺と柊音はけっこう
 食べるんだって...」


乙羽がボソッと呟く


「はぁ?

 お前な...
 馬じゃあるまいし...
 
 どんだけ食うんだよ
 キャベツ...
 
 ぇ、何?
 もしかして今日って
 キャベツパーリーなワケ?」


「ち、ちげぇ~よ!
 焼肉パーリーだよ!!

 そう、ゆったろ!!」


「肉なんて
 ねぇ~じゃん!」


「あるよ! ばぁ~か!

 肉って言えば
 普通、冷蔵庫だろ!!」


桜木に言われ
冷蔵庫を開ける柊音


「...お前」


冷蔵庫の前で
固まる柊音


「ぁんな
 俺たちゃゴリラじゃ
 ねぇーんだぞ...
 
 何だ?この肉の量...オェ」


「オェ、とか ゆーな!!」


桜木が怒ると


「俺と柊音は けっこう
 食べるんだよ...」


再び乙羽が側でつぶやく


「... //

 だぁぁ。
 分かったよ!
 
 ハイ、ハイ、確かに
 俺が買い過ぎました!」


子供のようにすねる桜木


「分かればよろしい...
 じゃ、俺も手伝う!」


柊音は袖をまくり
キッチンのシンクで手を洗う

水きりカゴの中には
2枚のお皿と
おそろいのマグカップ


 クッソ...
 何なんだよ

 このイライラは...


胸に湧き上がる
複雑な感情を押し殺して
柊音はさっさと手を洗い
二人を手伝う