DOLL・・・ ~秘密倶楽部~


「今、コーヒーいれる」


桜木は電気ポットの中に
水を入れスイッチを入れる


「ぁ、ぁたしが...」


乙羽もキッチンへ入る


「イイヨ...

 お湯注ぐだけだし
 森ちゃんは座ってて」


「ぅん//」


コーヒーを桜木に任せ
乙羽はケーキをお皿に移す


「ね♪

 桜木クンは
 どっちがいい?」


たった二切れの小さなケーキに
瞳をキラキラと輝かせる乙羽


「俺はイイヨ//
 森ちゃんが食べて」


「甘いの苦手?」


「...ぃ、ぃや //」


「じゃ、一緒に食べよ♪」


「ぁ、ぁぁ...//

 じゃ、森ちゃんは
 どっちがいいの?」


「ぅーん...」


子供のように
瞳をクリクリさせて
真剣にケーキを選ぶ乙羽


「こっち♪」


乙羽が指差したのは
イチゴのショートケーキ


「フーン...
 本当にそっちでイイの?」


あまりに純粋な
乙羽の可愛さに思わず
いじわるしたくなる桜木


「コッチは

 [期間限定 店長オススメ!]
 
 って書いてあったよ...」


「ぇ、ぅ~ん...
 どうしよう...」


桜木の言葉で再び
迷い始める乙羽...


「クククッ
 じゃ、これでどう?」


桜木はショコラムースを半分切り分け
乙羽のお皿に乗せる


「ぅん♪」


乙羽は嬉しそうに
満面の笑みを浮かべ
すぐに自分のショートケーキも
切り分けて桜木の
お皿の上に乗せた


「半分こネ♪」


「//」


愛らしい乙羽の笑顔に
完全ノックアウトの桜木...